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ニュースレター

◆11月号 『技術 < 考え方』

 会計事務所という職種柄、適切に経理や税務の処理をするためには日々、研鑽をして技術を磨いていく必要があります。
 最近は若いスタッフも増えてきていますので、社内研修体制を整えて、定期的に勉強会を開催しています。

 しかし、いくら技術を積み上げても、私たちが相手にしているのは経営者の方々です。数字を分かりやすく適時適切に説明をしていくことが大切です。
 つまり、私たちは何のために仕事をしているのかという目的を明確にして、それを体現していくことが必要なのです。

 そのためには、技術だけではなく、技術の前に「考え方」をしっかりと教育していかなければいけません。
      
 京セラの稲盛和夫氏も、社員教育で苦労されたそうですが、利他をベースにした考え方教育の必要性に気づかれ、徹底していったことで京セラを世界に誇れる企業に成長させました。

 野村證券が「出世する人材の共通点」を数億円かけてコンサルタントに依頼したところ、意外なことに「入社して1番最初に就いた上司が優秀である」ことでした。

 この調査結果を聞いたときに、仕事観(考え方)が将来に与える影響の大きさを改めて感じるとともに、上司としての自身の責任の重さに身が引き締まる思いがしました。

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2021年 11月 15日

◆10月号 『DX』

 最近「DX」という言葉を耳にすることがないでしょうか。
 DXとはデジタルトランスフォーメーションの略なのですがデジタル技術をつかって、生活やビジネスをより良く変革していくことです。「IT」に似ていますが、ITは業務プロセス自体は変えないで、効率化のためのデジタル技術になります。

 我々の会計事務所業界にもDXの波が押し寄せています。
 定型的な作業をロボット化して効率化をすること、コミュニケーションツールを活用し在宅ワークの活用をすること、会計ソフトをクラウド化して記帳作業を自動化することなどです。

 先日、この様なDXを使って、ロボットが注文を聞いたり、飲み物を運んだりするカフェがオープンしたようです。
 以前あった様に、完全なロボットで無人化されたカフェではなく、見た目はペッパー君のようなかわいい人間型のロボットで、通信技術を使って、体に障害を持って通勤できない方が、自宅から遠隔操作をして注文をとっているのです。

 注文をするお客さんからすれば、見た目はロボットなのですが、人間に注文しているのと同じようにできるのでストレスはありません。

 DXを活用することで、今後も私たちが想像しなかった新しい未来の生活様式が次々と生まれてくると感じています。

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2021年 10月 12日

◆9月号 『全体最適』

 テレビドラマなどを見ていて、視聴率がいいものをよく見るとチームワークがよくて、一緒に難題や悪に立ち向かって解決していくものが多いのではないでしょうか。
 
 チームワークを良くするためには仕組みや努力が必要と考えられています。目標設定、情報共有、役割分担、モチベーションなど、その他各種項目を個々に設定をしていくことでチームワークを向上させていくと思いますが、人には感情がありますので、個々に設定をしていくと、うまくいく人とそうでない人が出来てしまいます。

 そうなると日本人の感情では、うまくいっている人も、そうでない人も、それぞれの立場で申し訳ない気持ちになってしまうのではないでしょうか。日本人独特の和を重んじる感覚が、良くも悪くも邪魔をしてしまうのです。

 経営者は組織をひとつの家族の様に考えて、「全体最適」から設定することがカギです。全体で仲が良ければ、お互いが一緒に成長することが心地よい日本人の感情にマッチするからです。

 そのためには効率を追い求めすぎず、一見、効率化から見れば無駄な時間(些細な無駄話など)でも、排除をしない鷹揚な風土が大切だと感じています。

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2021年 10月 12日

◆8月号 『楽しさを優先する』

 お勤めの方のほとんどは、仕事はつらいもの、お金を稼ぐためのもの、頑張って続けてこそ自分を磨くことになる、というような固定観念でお仕事をされているのではないでしょうか。

 先月のニュースレターにも書きましたが、未だ大活躍の大谷翔平選手は、野球を楽しんでプレーしています。
 仕事なのか、楽しみなのかよく分からないような感覚のまま 結果的にお金が稼げれば人生は最高です。

 愛知県民の誇りである将棋の藤井聡太二冠も同じように将棋が大好き、というエピソードがあります。

 「将棋の神様にお願いできるなら何を願いますか。」という質問に、ほかの棋士たちは「すべての対局に勝てるようになりたい。」とか「根性をつけさせてほしい。」、50代の師匠も「現役をあと30年延ばしたい」などまさにお願いでしたが、藤井二冠だけは「せっかくなので神様とお手合わせ願いたい。」と言いました。

 もちろん私たち経営者も、仕事が好きでたまらないという方が多いのではないかと思います(笑)

 経営者だけで楽しむのではなく、社員と一緒に楽しむためにはどうしたらいいのかを考えることが、これからのスタイルではないかと思っています。

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2021年 8月 17日

◆7月号 『推し活』

 自分の贔屓にしているアイドルやキャラクターである「推し」 を様々な形で応援する活動を「推し活」と言う様ですが、最近の 私は、大谷翔平選手に推し活です。

 日々YouTubeでチェックしています。特に6月は毎日の様に ホームランを打っていたので目が離せませんでした。大谷選手はは驚きと感動を毎日、与えてくれます。
  
 野球を本当に楽しんでいる姿は見ていて応援したくなります。
 気さくな性格でチームや監督に愛されています。礼儀正しく、毎回審判に挨拶をしてバッターボックスに入ります。グランドのゴミも拾い、相手の折れたバットも拾ってあげます。

 YouTubeでホームランシーンを何度も見返してしまいますが、エンジェルスファンが立ち上がって大喜びする姿を見て、さらに嬉しくなります。他のプロスポーツ選手、更に他球団の選手からも賛辞を受けます。まさに本物の証です。

 YouTubeを何度も見るので、CMが何度も流れるのをカットするYouTubeプレミアムという有料サービスに、ついに加入してしまいました。たぶん、私のような人が世界中にたくさんいるのではないかと思います(笑)
 感動を与えるだけではなく、経済効果も絶大な大谷選手です。

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2021年 7月 12日

◆6月号 『事業承継』

昨今は、国も後継者不在で、中小企業が廃業してしまうことを懸念していろいろな対策を講じてきています。

 後継者育成は経営者の仕事にとって、大切な仕事のひとつなのですが、感情の問題もあり、つい後回しにしてしまいがちです。

 親子で話し合うと、親の意見が優先されてしまい喧嘩になってしまうということで、お客様に依頼をされて経営会議に同席することがあります。
 
 せっかく、親である経営者と一緒に事業をやろうという気持ちをもってくれているので、仲良くお互いを尊重しあっていけば、経営も相乗効果で良くなり、「幸せ家族」になれるのです。
 
 創業者の親は、企業を大きくしてきたという実績や自信、不況に対するバイタリティーなどもありますし、後継者の子にあっては、企業を客観的に見られることから、解決すべき問題点、時代に合わせた経営スタイルをしっかりと見極めています。

 創業者の視点、後継者の視点にはそれぞれ長所があるのですが、お互いの意見をぶつけ合えば、親子なので喧嘩になります。
 そこを、うまくとりまとめをすることも、私たち会計事務所の役割だと感じています。

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2021年 6月 15日

◆5月号 『兵は拙速』

 私が住んでいる愛知県一宮市は、高度経済成長のときに繊維業が盛んで、「ガチャマン」という時代があったそうです。

 ガチャンと機織機を一回動かすと、一万円札になったということから「ガチャマン」と言われていたのです。
 税務署の方にもお聞きしたことがありますが、当時は一宮税務署の納税額が東京の税務署に次いで多かったと言われていました。

 私は名古屋市の出身なのですが、結婚をして一宮市に住みました。
 引っ越してきた当時は、一宮の駅前や駅裏に都市銀行がズラリと並んでいて、かつての栄華を誇る雰囲気がありましたが、その後は時が経つにつれ、その都市銀行が閉店をしていきました。

 今では駅の近くからほとんどの都市銀行がなくなり、数行だけが残りました。その都市銀行は、一宮に3店舗あって便利だったのですが、ここ最近で統廃合をして、駅前の1店舗だけになってしまいました。そのためか、とても混雑する店舗になっています。

 コロナ禍により先を見越しての統廃合だと思いますが、大手の方が拙速だと感じます。強い企業ほど、まずは行動から始めます。
 身近なことからも、いろいろ感じることがありましたので、今回はそれを書いてみました。

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2021年 5月 19日

◆4月号 『チームワーク』

 4月から新年度が始まり、弊社にも新卒社員が2名入社しました。

 希望に燃える二人の気持ちを、生かすも殺すも、受け入れる我々次第(笑)という事で、コロナ禍ではありますが、まずは感染対策をしっかりして入社式を実施しました。

 入社式をすると、私もかつては新入社員として会計事務所に入社した頃のことを思い出します。一人前の税理士になる、という志をもって働きはじめました。もちろんその志は今も消えてはいません。

 新入社員に対する教育は大切です。もちろん技術として、簿記や税法を説明していくのですが、私が一番大切だと思うことはチームワークです。チームワークを大切にすることで、苦労を分け合い、結果が出たら、喜びを分かち合う事ができるからです。

 そういう理由で、チームの最小単位(同期)の新人の二人には、常に一つの仕事を与え、一緒に解決をさせるようにしています。
 そうすると、思ったより良い結果が出ることが多いです。

 たぶん、いろいろ話し合いながら仕事が出来るからだと思います。
 一人で悶々と考えているより、前向きに取り組めているような気がします。

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2021年 4月 15日

◆3月号 『パーソナリティーと意味』

 私が開業した時はクライアント0件、いわゆる裸一貫で開業しました。今考えると、若さと志だけでした。

 たまたま最初のクライアントが歯科医院でしたので、徐々に歯科医院やその関係者とのご縁が広がり、今は歯科医院の割合が多い会計事務所になっています。

 業界特有の悩みはあるものの、歯科医院経営も人の悩みは尽きません。院長の技術もさることながら、スタッフ対応が重要になります。なぜなら、スタッフのサポートがないと、収入を伸ばすことができないからです。

 ある歯科医院に訪問した際、院長が「今、スタッフをってしまった。」と反省をされながら院長室に戻られてきました。
 
 患者さんの前で叱るのはよくない、と言うことは頭では理解されていますが、医療なので、診療をきっちり対応しないと、患者さんにケガをさせるなどの医療ミスになりかねません。

 院長は、後日そのスタッフと食事をした際、上記を説明しながら、叱ったことを謝罪したそうです。仕事なので、叱るべきところはきちんと叱り、その理由も話したので、お互いで分かり合えたそうです。

 無理に性格を変えて対応するのではなく、パーソナリティや意味を理解してわかってもらうことも大切だと感じました。

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2021年 3月 18日

◆2月号 『使命感』

 地元の司法書士さんから、飲食店を経営する女性が法人化を考えているので、顧問税理士を探していると、ご紹介がありました。
 コロナ禍の緊急事態宣言下で飲食店の売上が厳しいであろう状況で法人化とはどういうことなんだろう、と興味をそそられました。

 お会いするとすぐ、ご自身の商品をとても楽しそうにお話ししてくださいました。健康によい食材を使った商品を開発し、口コミで人気を博し、商品を目当てに、わざわざ遠方からでもお店に買いに来てくれるお客さんだけ販売しているのでした。

 昨年は、コロナ禍だったため店舗は閉めて、その商品の販売だけを店先ではじめたら、売上が上がりはじめ、忙しくなり、知り合いもボランティアでお手伝いされているという状況でした。マスコミや各種コンサルタントが聞きつけて近づいてくる状況です。

 ご自身のミッションと、周りの反応のギャップについていけない印象を受けました。商品がブレイクして人生が大きく変わるかもというタイミングなので、ご自身がどうなりたいかを、しっかり考えて決断することをアドバイスしてお話を終わりました。

 今までは「使命感」でその商品を開発・販売していたのですが、今後はビジネスとして急展開するということになるので、ご自身も不安があるようでした。よいご縁になれば嬉しいと思った方でした。

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2021年 2月 17日


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